輝かしい近代文明の発展により、この事が皮肉にも「自然環境の破壊」という負の財産の急速な拡大をもたらし、人類の生存にかかわる「地球の危機」として、国連はじめ世界各国で研究や対策が試みられるようになってまいりました。 市民の間でも省エネやリサイクル、そして自然保護への取り組みや啓発の運動が広がり、生活価値観やライフスタイルの変容も少しずつながら進んでいくように思われます。 このような状況の中で、木材と人との係わり合いというものは、近年になく注目され始めています。生活のありとあらゆる場面において、私たちは木に囲まれて生きています。木が新鮮な空気を生み出し、汚れた大気の水分を浄化してくれます。 木に囲まれた生活によって、人々の心は癒され、生きることの素晴らしさを改めて実感させてくれます。木を愛し、植物を愛でる人の愛情は、少なからず人間界においても大切な心の優しさ、ゆとりへとつながっていくことでしょう。 網中木材株式会社は、木と共に育ち、80年近い歴史を刻んでまいりました。これも偏に皆様方のお引き立て、ご愛顧の賜物と感謝致している次第でございます。 当社では、この間に得た経験と技術と、培いましたノウハウにより自然と調和を図りつつ、人間生活の豊かさを求め続けてまいりました。そして、これからも「真の豊かさづくり」をテーマに、新しい視点と新鮮な感覚で人間生活にいっそう密着した分野に、邁進したいと考えております。今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 |
平成21年1月 |